日本国内のアプリマーケターに聞いた!AppTweakおすすめ機能5選

Natsuhi Yasudaby 
Head of Japan at AppTweak

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AppTweak Japanは、おかげさまで3.5周年を迎えました。これまで、当社はアプリ開発者やマーケターに向けて、貴重なマーケット動向、競合調査、キーワード提案や分析、ローカリゼーションなど、ASO (アプリストア最適化) 対策にまつわる様々な情報を提供し、ゲームやエンターテインメント、不動産、ファイナンス、ニュースや仕事効率化など、多岐にわたる業界の国内トップアプリにとって不可欠なユーザー獲得プラットフォームとしてサポートしてまいりました。

昨年には、日本とベルギー・ルクセンブルク間でのビジネスにおいて成功を収めた企業が対象となり2年に一度与えられる「日本輸出大賞2022-2023」にも選ばれ、ベルギー大使館にて受賞式が行われました!

AppTweakは現在、本社のあるヨーロッパからアメリカ、カナダ、インド、韓国、中国、日本など世界各地にオフィスを構え、今もなおビジネスの更なる展開を目指しておりますが、興味深いことに、地域によってAppTweakのASO対策ツールの使い方やユーザーが好む機能に若干の違いが見られます。

そこで今回の記事では、日本国内におけるAppTweakユーザーが愛用している機能トップ5をご紹介していきます。


1. 広範なデータ履歴をCSV形式やAPI経由で簡単に取得できる「App Store API」

当社が提供するASOデータは、2014年まで遡る9年分の広範なデータを網羅しており、Apple App StoreとGoogle Playでリリースされている100カ国以上のアプリデータが含まれています。

これらのデータは、ツールやAPIを介して簡単に取得できます。

AppTweakのApp Store API

日本国内のユーザーは、以下の指標を毎日CSV形式やAPI経由で当社のデータを取得し、分析しています。

  • アプリのパフォーマンス指標: カテゴリランキング、アプリパワー、ダウンロード数、収益など
  • キーワード関連指標: 各アプリのキーワードランキング、キーワード別のインストール数、各キーワードの人気度・難易度など
  • 広告の入札情報、SOV情報など
  • アプリの評価とレビュー

ツール内で複雑なデータを分かりやすいグラフで視覚化するだけでなく、CSVエクスポートやAPIを通じてデータをレポート化することも可能です。

正確かつ貴重な情報源を活用することで、トレンドの分析や長期的な傾向の把握、そしてメタデータの改善の機会を見つけています。

2. 高精度なアプリダウンロード数・収益の推定値を通じて、自社アプリのポジションが把握できる「ストアパフォーマンス」機能

アプリのダウンロード数・収益は、競合分析を行う際にアプリの総合的なパフォーマンスをベンチマークする上で欠かせません。AppTweakは、信頼性の高い情報源として、日本のユーザーに重要なデータを提供しています。

アプリの人気度を測定し、改善が必要な要素を特定するのに役立ちます。

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ASO Intelligence > アナリティクス > ストアパフォーマンス

AppTweakのデータサイエンスチームは、常に機械学習モデルの改善に取り組んでいます。当社のモデルは過去9年間に蓄積された膨大なモバイルデータを活用しており、AppTweakとともにデータセットが成長するにつれて、提供する推定値の精度が向上しています。

日本は、当社の主要なマーケットの一つとして、最も高い精度のひとつを誇っており、国内のお客様から非常に高く評価されています。

実際に、当社の推定値と実際のアプリダウンロード数を比較してみてください!

3. アプリページの現状のパフォーマンスを一覧表示できる「ASOレポート」

ASOレポートは、自社と競合アプリのメタデータの現状を、一番分かりやすく比較・把握できる機能です。選択したアプリに対するASOのアドバイスを提供しているため、次に取り組むべきエリアの優先順位を示してくれます。これらのアドバイスや「ASOスコア」は弊社の培ったASOベストプラクティスを基に評価しています。

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YouTube Musicと競合アプリのASOレポート

例えば、「YouTube Music」のアプリ名については、30文字のうち13文字しか使用されていないため、赤い警告が表示され、改善の余地があることを指摘してくれます。また、残りの文字数も確認できる上に「Spotify」や「Amazon Music」などといった競合が使用しているキーワードも参考にできます。

また、競合他社が出しているCPP (カスタムプロダクトページ) も分析することもできます。CPPの分析は、競合がターゲットとしているキーワードやユーザー属性の把握に役立ちます。競合の戦略から学び、市場トップを維持するために自社の戦略を強化することが可能です。

ASOレポートの「カスタムプロダクトページ」をクリックすると、元のクリエイティブとCPPで使用されているクリエイティブが簡単に比較できるように、上下に並べて表示されます。

以下のSpotifyのスクリーンショットのデザインを比較すると、デフォルトのページよりも彩度が高い背景色が使用され、ピックアップされているアーティストも異なることがわかります。

そして、SpotifyはCPPで「podcast app」などのキーワードを含む339のキーワードをターゲットにしています。AppTweakでは、それらのターゲットキーワードを全てご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください!

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Spotifyのスクリーンショット: デフォルトページ vs カスタムプロダクトページ

ご覧の通り、「ASOレポート」機能は、競合のメタデータが1つのページにまとめて見れるため、アプリストアを開いていちいちアプリを検索する手間が省け、時間が節約できる非常に便利なツールです。

ワンポイントアドバイス

ここでご紹介した「ASOレポート」と「カスタムプロダクトページ」は、どのプランでもご利用いただける機能です!

4. A/Bテスト戦略・最適なメタデータ更新頻度が競合他社から学べる「タイムライン」機能

競合のメタデータ更新状況を分析し、自社に活かせるメタデータ戦略を導き出すことができます。競合他社はどのメタデータ要素のアップデートに注力しているのか、キーワード要素とクリエイティブのどちらをより重視しているのか、更新頻度はどのぐらいなのかなど、気になりますよね?このような調査に使えるのがタイムライン機能です。

例えば、以下のタイムラインを見ると「モンスターストライク」は2023年6月20日に説明文をアップデートしたことが分かります。

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タイムライン機能で見る「ONE PIECE バウンティラッシュ」と競合のメタデータ更新・アプリ内イベント・A/Bテスト状況

さらに、競合の現在・過去のA/Bテストもチェックでき、テストしているクリエイティブのバリエーションも把握できます。

以下の「マリオカート ツアー」は、2つの若干デザインが異なるスクリーンショットでA/Bテストを行なっていることがわかります。

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マリオカートのスクリーンショットのA/Bテスト

タイムラインは、アプリ名、スクリーンショットやApp内イベントなど、見たい項目をフィルターで選択しながら確認できる人気な機能です。

5. キーワード検索の上位表示を目指すのに役立つKPIが見れる「キーワードツール」

最後にご紹介するのは、AppTweakのASO対策ツールの中でも代表的な機能「キーワードツール」です。キーワードツールでは、効果的なキーワード調査、選定、パフォーマンス測定を行うのに必要な機能を豊富に提供しております。

キーワード指標の一つである「キーワードインストール」では、選択したキーワードがもたらすオーガニックインストール数の推定値が確認できます。さらに、自社アプリや競合アプリが特定のキーワードから獲得しているインストール数も確認することがきます。この指標を参考に、自社のオーガニックパフォーマンスを把握し、キーワード最適化を行うのに適したタイミングの判断が簡単にできます。

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様々なKPIからアプリにとって最適なキーワードが選定できます

オーガニックインストール数の推定値は、当社が開発した高度な機械学習モデルによって計算されており、AppleとGoogleのコンソールでは、オーガニックインストール数を開示していないいことから、AppTweakユーザーの皆様から大変好評な指標の一つです。

キーワードツールにある「ライブ検索」機能では、ストア検索結果をリアルタイムで確認できるだけでなく、過去の検索ランキングも閲覧できます。この機能も、いちいちiPhone・Androidからアプリの検索をかける手間を省いてくれます。

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キーワード「出会い」のライブ検索結果
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キーワード「出会い」のトップチャート履歴

ライブ検索では、実際のアプリストアの検索結果同様に、開発者バンドルやアプリ内課金の有無、広告なども表示されるため、検索結果ランキングで2位や3位などを獲得しているのにもかかわらず期待したほどのインストールが獲得できていない場合、どのような広告に「邪魔」をされているのかが把握できます。

さらに、検索キーワードに対して表示されるCPPやストーリー、入札アプリも確認することができます。

ASO業務の時間を短縮したい方々には「すべてのランクキーワード」という項目も好評であり、当社が追跡する何百万のキーワードから、お客様のアプリのキーワードレポートを自動作成してくれます。

自社のアプリのキーワードパフォーマンスを把握していても、競合アプリの調査までは行き届いていないという方が多くいらっしゃいます。そこで「すべてのランクキーワード」を利用することで、自社だけでなく競合のキーワードパフォーマンスも簡単に確認できます。

見たいデータの期間を指定して、アプリの1日あたりのオーガニックインストール数や、ランクイン中のキーワード数を見ることが可能です。

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タクシーアプリ「GO」の総合キーワードパフォーマンス

実際に当社のASOコンサルティングチームもこちらのツールを活用して、お客様のアプリにおける重要なキーワードのパフォーマンスを把握しています。このデータをもとに、どのキーワードがアプリのパフォーマンスを高めるのに最適であるかを評価し、効果的なASO戦略を実行することができます。


最後に

当社は、2014年以降の9年間にわたる100カ国以上のアプリストアデータを誰もが使いやすいインターフェースを通じて提供しており、競争が激しい日本のアプリ市場において成長を目指すお客様を日々支援しております。

今回ご紹介した以外にも、ASO・ASAに役立つ機能を豊富に提供しておりますので、ぜひ7日間の無料トライアルで試してみてください!

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Natsuhi Yasuda
by , Head of Japan at AppTweak
NatsuhiはAppTweak Japan代表として、主に日本とAPAC地域を担当しています。アジアマーケットにASOを導入し、アプリビジネスを促進することに強い関心を持っています。